「繁昌(はんじょう)節」石垣島の崎枝村、目差役勤務の「慶田城用舛」が作歌・作曲とされている。 「繁昌(はんじょう)節」 1、 だんじゅ とぅゆ まりる 崎枝(サキダ)ぬ 島(スィマ)や ヤゥ ウネ 黄金(クガニ)むるくさでぃ スリ 田ぶく前(マイ)なし ※、 イヤマシ ウヤキ ハンジョウ マサル ハンジョウカツ マタイヤマシ 〔誠に評判高い、島の村 崎枝は、黄金の森を後ろにして、田園農地を前にして、弥増しに 沢山の財産・五穀豊穣の島〕 囃子 〔繁昌に勝る繁昌 且つ又、弥増し(弥増しは、益々多くなる)〕 2、 作(ツィク)てぃ 実(ミヌ)らしゃる 稲苅(イニカユ)る人(フィトゥ)や 若者(ワカムン)ぬ まぎり さらば さらば ※、 イヤマシ ウヤキ ハンジョウ マサル ハンジョウカツ マタイヤマシ 〔今年の稲作も豊穣なので、稲刈り人達は、若者が全員揃って早く刈り終わり、すぐさま解散して行く〕 3、 崎枝(サキダ)女童(ミヤラビ)や 水(ミジ)故(ユ)いがやゆら 色姿(イルシガタ)うちゃてぃ なだる美(チュ)らさ ※、 イヤマシ ウヤキ ハンジョウ マサル ハンジョウカツ マタイヤマシ 〔崎枝村の乙女達は、水が良いのか、色艶のつり合いがとれて、なだらかで美しい〕 「1871年」作 その前後、同年に、同作者が、「とぅまた節」も作歌・作曲。 ジャンル別一覧
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